Ｑ、社員の採用面接の時に聞いてはいけない質問はありますか

Ａ、本人の適性や能力を見極めるのに必要なこと以外のことを質問したり、書類を提出させると、人権侵害、就職差別につながる恐れがあるため控える必要があります

正社員採用、アルバイト採用を問わず、採用面接では、いくつか、「してはいけない質問」というものがあります。面接で質問してはいけない事項を紹介していきます。
○本籍・出生地に関すること （「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します）
○親の職業などの家族に関すること（家族の仕事の有無・勤務先などや家族構成はこれに該当します）
○生活環境、家庭環境など
仕事に関係のない、特に親の職業や本籍などの本人にはどうにもできないことはしてはいけないことになっています。

○結婚、出産の予定
○彼氏（彼女）の有無
○離婚回数など
面接で、出産の予定や、結婚する予定を聞くのは禁止です。これらの質問は、あくまでプライベートな領域であり、人によっては不快な思いや、場合によってはセクハラに繋がります。

面白いのは
○愛読書
○購読新聞名
○将来どうしたいか
などは思想・信条に関することなので質問してはいけないことになっています。
ただし言い方を
○最近読んだ本は何ですか？
○就職後の弊社でのキャリアプランをどのように考えていますか？
などの質問に替えると思想信条を問いただしているわけではないので大丈夫です。

また当然のことですが労働組合への加入の有無、宗教の宗派なども聞いてはいけない質問のひとつです。

これらの、「面接時に聞いてはいけないこと」に関する知識を持っている応募者が近年増加しています。神経質になりすぎて画一的な質問では、どのような人物か見抜けなくなりますので、会社としては最低限のことにだけは注意して面接を進めるのが望ましいと思われます。

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